
アジアインフラ投資銀行(AIIB)は、2019年7月12~13日にルクセンブルクで総会を開きました。
2015年の設立以来、初めて欧州で開いた総会でした。
日本やアメリカが加盟しているアジア開発銀行(ADB)は、68か国で、アジアインフラ投資銀行(AIIB)は57か国で発足しました。
しかし、13日にアフリカのベナン、ジブチ、ルワンダの3か国が新規加盟したことで、加盟国は100か国に達しました。
金立群(ジンリーチェン)総裁は、アジア域外で投融資を加速する姿勢を打ち出し、歴史的に欧州との結びつきが強い中東、アフリカで投資を拡大しようとしています。
中国主導の「一帯一路」構想による中国の影響拡大への警戒感をかんじているものの、欧州諸国はAIIBの融資案件を投資の好機ととらえています。